看護師になりたいのなら国家資格が必要になります。

その国家資格を手にするには国家試験に合格しなければなりません。

ここでは、どのような人が看護師の国家試験を受験できるのか、またその合格率について紹介します。

国家資格を取得する

看護師国家試験の受験資格

  • 文部科学大臣指定の看護師養成校で看護師になるために必要な学科を3年以上学んだ人(卒業見込みを含む)。
  • 厚生労働大臣指定の看護師養成校を卒業した人(卒業見込みを含む)。
  • 免許取得後3年以上業務に従事している准看護師、または高等学校もしくは中等教育学校を卒業している准看護師で、指定学校か指定養成所で2年以上修業した人(卒業見込みを含む)。
  • 外国の看護師養成校を卒業、または外国での看護師免許を取得した人で、厚生労働大臣が①か②と同等以上の知識と技能があると認めた人。
  • 保健婦助産婦看護婦法の一部を改正する法律(昭和26年法律第147号)附則第8項に規定する人。

以上が看護師国家試験の受験資格となり、受験年度に看護師養成校などを卒業する見込みの人にも受験資格があります。でも、仮に合格したとして卒業できなければ不合格扱いとなってしまいます。

合格率

実施年 受験者数 合格者数 合格率
1993年(平成5年) 38,112人 37,809人 99.2%
1994年(平成6年) 40,445人 40,004人 98.9%
1995年(平成7年) 42,532人 40,822人 96.0%
1996年(平成8年) 45,600人 40,927人 89.8%
1997年(平成9年) 49,774人 43,317人 87.0%
1998年(平成10年) 53,052人 44,364人 83.6%
1999年(平成11年) 55,404人 53,821人 97.1%
2000年(平成12年) 48,568人 46,817人 96.4%
2001年(平成13年) 48,332人 40,625人 84.1%
2002年(平成14年) 53,187人 44,820人 84.3%
2003年(平成15年) 53,680人 49,714人 92.6%
2004年(平成16年) 49,204人 44,874人 91.2%
2005年(平成17年) 48,299人 44,137人 91.4%
2006年(平成18年) 48,914人 43,211人 88.3%
2007年(平成19年) 50,766人 46,000人 90.6%
2008年(平成20年) 51,313人 46,342人 90.3%
2009年(平成21年) 50,906人 45,784人 89.9%

看護師試験の合格率

上記を見てもらえば分かる通り、合格率は毎年「90%前後」となっていて、看護学校などに進学し、まじめに勉強をしていれば、合格する確立はかなり高い試験だと思います。